今日は建設公営企業常任委員会の所管事務調査でJR南の再開発の「事業計画(案)」についての報告が行われました。これは、兵庫県に事業に関する許認可を得るための計画で、JRの地元のまちづくり協議会に説明の後、2月15日~3月1日の期間で縦覧が可能となり、事業に関する意見の受付は2月16日~3月15日までとなっています。
事業の資金計画としては、駅前道路・広場・再開発ビル・保留床処分費として、130億4千200万円となっていますが、JR南口の再開発事業としては、130億に他に、ペデストリアンデッキや駐輪場、JRのエスカレータなど事業費が加算されることになります。
個人的には、これまでの説明で「事業計画を策定中なので・・・」という発言を何度も受けておりましたで、もう少し事業の中身の見える計画なのかと受け止めておりましたが、行政の説明によると、今事業の多きな焦点となっているペデストリアンデッキや駐輪場については、計画外ということで、説明はなされませんでした。しかし、デッキについては、イメージ図(あくまでもイメージだそうですが)デッキの面積はかなり多く、昨年末に事業協力者に決定した事業者のイメージ図より、暗い重たくなっているように思います。行政の説明では、興味がある駐輪場やデッキなどの駅前の姿としては、来年度末(平成31年の年明けごろ)までは、案としてだけの説明になるようです。
また2018年冬No,45の「いとうまい」報告書に再開発事業について、「なぜ事業協力事業者が選定されたのか?」と他の事業者と比べて、どの提案に魅力を感じて選定したのか、がしっかりと情報公開されていないと感じましたので、事業者選定過程に関する「公文書の情報公開」を行っておりました。
その結果としては、残念ながら落選した事業者の提案書は「法人等の権利、競争上の地位その他、正当な利益を害する恐れがあるため及び、公にすることにより、当該事務又は事業の性質上、当該事務又は事業の適正な追行に支障を及ぼす恐れがあるため」非公開となりました。また、選定された事業者の提案書も大部分が黒塗りでした。事業の流れでは、一応、実際に事業を行う特定建築事業者を、この後公募する予定になっている関係で、情報を出しにくいのだと理解いたしますが、この先何十年にもわたり芦屋の玄関口となる開発と大きな事業費となりますので、最大限の努力は必要なのだと考えます。確か、オリンピックの国立競技場は、選ばれた後に、落選者の設計も公表されていたよね、と同僚と話をする場面も・・・・
今日の報告の中には、そんな中でも、選定者事業者からの「提案概要」が知らされたことには、感謝したいと思いますが、それほど特色のある提案でないよう思いますのと、やはり比較検討が出来ないですので、すっきりしないところです。