昨日は、議会で広域でゴミ処理を行っているクリーンランドに視察にお邪魔して参りました。芦屋市では今年度、西宮市と広域でゴミ処理を行うか否かについても検討を行政レベルで行う予定にしておりますので、とても関心をもって視察となりました。
クリーンランドは、豊中市(人口約40万人)と伊丹市(人口約20万人)の共同で、昭和36年に設立された特別地方公共団体(一部事務組合)で両市の境界上に近隣住民さんのご理解と協力を得て、昭和37年にゴミ処理施設を建設しました。昨年度の平成28年3月から処理場の建て替えを行い、現在は、「森の中の再生工場」として、処理場とゴミリサイクルプラザを建設し、ゴミについて学ぶことが出来る施設としの役割を担っています。施設内は、白色で統一されていて、とても清潔感がありました。また、体験型アトラクションとしては、私たちが「ゴミ」になって、焼却炉で燃やされる経験をしました。施設の方いわく、燃やされる暑さを感じてもらうよう改善中だということです。施設からは、園田競馬場や伊丹空港などの景色が望めます。無料開放日もありますので、ご家族でお出かけくださると楽しいと思います。
クリーンランドと芦屋&西宮の場合での相違点として考えられるのが、施設場所です。クリーンランドについては、処理場の敷地は豊中市と伊丹市の土地があるため、それぞれの自治体が他の自治体の道路を通行することなく、ゴミの収集が可能となっています。また、建て替えの際も施設自体の場所を変更することなく、今回は豊中市、次回は伊丹市で・・・というやり取りが可能となります。
担当者さんのお話の中では、クリーンランドに限らず広域で行う場合は、人口や規模が大きな自治体がリーダーシップを発揮しながら行うことが多いです。これに準ずると西宮市さんが中心となって運営を行うようになるのかもしれません。
大切なお金の話ですが・・・
共通経費勘定 1/2を人口割り・1/2を均等割り
ゴミ処理施設勘定 1/2を人口割り・1/2を処理量割り
リサイクル施設勘定 建設費:計画量割 運営費:処理量割
ごみ焼却施設勘定 建設費:計画量割 運営費:処理量割
単独品目勘定 豊中市負担のみ
効率性から言えば、広域での処理は望ましいと考えますが、芦屋市の場合は、市境に施設を建設することは難しいと思いますので、他市への車両の乗り入れや災害時の対応に加えてどのような体制で運営を行うのか等、注視して参りたいと思います。