今日は先週末から始まった市民と市長トークに出かけていきました。質疑の中で、高浜町の市営住宅集約計画にをはじめとして、市が情報を公開していないという趣旨のご意見がありました。また、別の住民さんから委員会の議事録の公開が遅いので、タイムリーに情報を得ることが難しいとのご意見も頂きました。
いつ・どのように情報を公開するのか?勿論早い時期での情報公開が望ましいのだと思いますが、計画段階での不確定な計画をどの程度お示しするのか?議会との関係で、先ずは議会に報告してから・・・など、全ての住民さんのご意向に沿うことは多くの課題を乗り越えなければならないと感じます。
以前に、地元でおこった課題について、このような場合は、面識さえない場合でも、各家庭を訪問して意見を聞くべきだというお声を頂戴しました。また、この問題が発生していない時は、行政や議会にたいして無関心でしたが、より多くの情報公開の必要性を望まれるお声も多く頂きます。
「議会」の存在意義の柱として、日常が忙しい住民さんに代わり、生活者の声を行政に伝える、活動することがあると思います。住民さんには通常は、議会にお任せいただいて、なにかご意見がある時は積極的に声をあげて頂くという方式が長らく取られていたのだと思います。私もこの考え方にを支持するものですが、一方、インターネットをはじめ、多くの情報が容易に収集でき、以前のように右肩あがりの経済状況を望めず、これまで以上に選択や集中、あるいは、その施策を行う理由づけが必要となる中、本当の意味での住民参加・住民協働について見直すことも不可欠だと考えます。
私は、芦屋市議会での姿勢方針として「情報公開」をあげています。これは、第一に何が起こっているのか?何が問題なのか?市はどうしようとしているのか?が分からなければ、なにも意見が意見を述べることができないという思いで、住民さんとのキャッチボールを行ううえで、初めのボールを投げる行動になると思います。私の他にも、芦屋市議会の大多数の議員はそのような思いで、それぞれに議会ニュースや報告書を作成し配布しており、この活動は、他市よりも圧倒的に多いように感じます。議会の何を取りあげるのか、どのような立ち位置からの報告なのか、読み込めば、それなに面白しのですが・・・
実際には、ポストの併用されているごみ箱に即座に捨てられてしまったり、マンションでは、ポスティング自体が拒否されるところも多く、なかなか我々議員が目指している情報公開には壁があると感じる日常です。
と、愚痴ばかり述べても仕方がないのですが、芦屋市議会では、各本会議や委員会での議事録の公開を行っています。ニュースや報告書では、それなりに文言が整えられていますが、生のやり取りを見ていると、議員の本当の考えを読み取ることが出来て、新しい発見もあるように思います。
いろいろと話が飛びますが、いま私たちが出来ることは、理解しやすい情報を適時に公開する(以前よりも詳細に、施策に対しての意見聴収を目的に)だと思います。
先に述べたように、人によって必要な情報そうでない情報とありますが、手元まで情報が行っているのに、それを最終的に「あなたの手で」受け取っていただけないと、前進することは出来ないと思います。どうぞ、お忙しい合間を練って、行政の情報に手を出して頂きたいとお願い致します。情報公開の方法は改善できると思います。