今年は「芦屋市非核平和都市宣言30周年・被ばく70周年」の節目ですが、精道小学校で行われた非核平和祈念の集いに参加してきました。
その節目の年に、安保関連法案採択に際して、様々な運動が起こったように面ますが、世界で唯一の被ばく国の日本では「核兵器」廃止については、ほとんどの方が廃絶へ向かうべきであると、心を同じくしていると感じております。
今日の集まりでは、「アオギリにたくして」企画・製作・プロデューサー 中村里美氏の映画が上映されました。「アオギリにたくして」は、広島平和記念公園にあるアオギリの木の下でたくさんの人に被爆体験を語りづいできた沼田鈴子さんをモデルにした映画でした。
私は恥ずかしながら、この映画のテーマになっている「被ばくアオギリ」の存在を知りませんでしたが、主人公の沼田さんは、熱線と熱風で幹の半分が焼け焦げたアオギリに出ている新芽、その姿に生きる勇気を得て、アオギリを全国・世界各地に植樹しながら、被ばく差別がある中、証言活動を行った原点となるものでした。なんと、今日の会場となった精道小学校にこのアオギリの孫にあたる3世が存在していました。まだ、地面に根を張るまでにいたっていないようですが、大きな葉っぱがとても印象的でした。芦屋市には、精道小学校以外にも、打出浜、潮見小学校など他の学校にもアオギリの親戚がいるという事です。
「憎しみの連鎖でなく、愛の連鎖を生み出さる人になってください」という言葉を残した沼田さんの想いを受け継いでいきたいと思います。
冒頭で、芦屋市は非核平和都市宣から30周年だとお伝えをいたしましたが、明日は、芦屋市役所前の北広場で「戦後70年・非核平和都市宣言30周年記念銘板」の設置・除幕式が午前10時から開催されます。また、同時に「小学生が描いた平和ポスター展」の表彰式も行われる予定になっています。お時間がございましたら・・・