先週の金曜日に臨時教育委員会が開始され、芦屋市立浜風幼稚園は「認定子ども園」へと
移行することが発表されました。
この決定に伴い、平成27年度の新入園児募集を停止して、平成28年度3月末に一旦廃園となるようです。
浜風幼稚園については、昨年度から議会内でも話題になっており
芦屋市の優れた公立幼稚園の存続を求める声や、
現状の需要にみあった就学前の教育・子育て施策を求める声など上がっておりました。
浜風幼稚園は、1学年1クラスが続き、今後も幼児の増加が見込めないことや
近隣浜風小学校用地内に臨時の保育園が設置されていることから、
今後の地域内での子育て施策をどうするのか?について議論がされてきました。
今回の決定に対して、教育委員会提出書類での留意事項としては
教育委員会事務局および市長部局は、
その実現にむけて次のことについて努力していただくようお願いしたいとして
・「浜風」の名称をでいるだけ残すよう拝領し、現状の施設を可能な限り維持するとともに
積極的に関与して、本市の公立幼稚園の教育水準を継承するよう取り組むこと。
・廃園後は速やかに認定子ども園を開設できるよう協議をすること。
・私立で認定子ども園を設置する場合は、保護者負担額の軽減について
可能な限り検討すること。
となっております。
議会での議論は、次の6月議会の場になると予想いたしますが、
先週出された結論に対して、教育委員会は浜風幼稚園の保護者の方などへの
説明会を予定しているようです。
私は、幼稚園の保護者の方の一番の心配事は、「子ども子育て新制度」の情報が
十分に伝わっていないことにより、実質的に安全・安心の教育及び
子ども支援がこれまで同様に受けることが出来るのかに不安があるのだと考えます。
同時に、これまでと同様水準の保護者負担額も毎月の生活のことですので
重要になるのだと思います。
また、欲を言えば今回の決定の経過においてもう少しご自分たちの意見を述べる
場を欲していたのだと思います。
今回の決定に対して、私は浜風幼稚園は他の幼稚園と比較すると
昨年度から全幼稚園で実際されている「延長保育」の理由として、
母親の仕事が多く目につくことなどから、
実生活に見合った制度の変更は時に必要であると思いますが、
制度変更への多くの不安や疑問を払しょくするため、
あるいは、行政側の想いを伝えるための話し合いの場が
滞ることなく実施されることが第一であると考えます。
先般から行われている「市民と市長トーク」の場でも
多くの単なるうわさや誤解が多く、住民さんが不用意に悩まさせていると感じています。
芦屋市は「子どもファースト」と謳っているいる自治体ですので
今後の保護者の方への説明会、話し合いが行政側からの単なる報告や
アリバイづくりになることのないよう、保護者の方から「これなら一度試し見よう」と
思ってもらえるような中身のあるものになることを願いたいと思います。