議員になってから、中学校、小学校、幼稚園、保育園など
時間が許す限り卒業式にお邪魔をしてい参りました。
そこで過ごした子どもさん、生徒さんのすべてを知ることは出来ませんが
彼らの顔や声、会場の雰囲気から彼らの過ごした時間を感じ、
いつも感動を頂いております。
今日は、私自身の卒業式に出席してきました。
2年前から、神戸大学大学院の法科研究科の修士課程で、学びの場を得て一区切りとなるました。
学校に通い始めた動機は多々ありまして、
「やる気」だけではどうにもならない自分の基礎知識を補いという気持ちや
少しでも自信をもって議案の賛否を表明したい、実社会から離れたアカデミックな勉強をしたい、
どうしても狭くなりがちな活動範囲を広げたい、感情論でなく理論的に物事を考えるようになりたい、
問題の本質を見極める眼を備えたい、自分のキャリアへのコンプレックス等々・・・・
学校に通うことにより、即優秀な政治家になるとは考えませんが
自分の引き出しを1つ増やしたい思いがありました。
アメリカでは、自分のキャリアに合わせて新たに学校に通うことも多く
20歳代から60歳代の働く機関の中間にあたる時期に新たに知識を得ることの大切さも考えてのことでした。
とはいうものの、仕事の関係で授業を欠席することも多く、
学べば学ぶほど自分の無知を痛感し、後ろ向きになることも多かったのですが、
学業に対する同窓生の真摯な姿勢や、時間を厭わず指導してくれる仲間の存在、
そして驚くほどの忍耐強くご指導くださった多くの教授の方の助けにより今日に至ることができました。
また、同じ環境の同窓生にも大いに励まされ助けて頂きました。
世代間ギャップに驚いたことも、夜中まで研究室で論文仮説で悩んだことも楽しい体験でした。
若い同窓生には今後の日本を背負っていく人材として大いに期待を致したいと思います。
この大切な経験を、今の活動に活かしていくことが今後の課題になると思います。
今日をスタートとして、明日から「いとうまい」という人間に対して、
多くの方からご期待いただいた思いをおごりにせず、謙虚に胸に抱いて
新たに頑張りたいと心を新たにしております。