昨日は、議会改革特別委員会が開催されました。
これまで3年ほどかけて、一般質問の方法や議会報告会などをはじめとした
市民の方に開かれた議会運営や虚礼廃止の確認や議員定数などの議員のありあり方自体など
多岐にわたる話し合いを通じて共通認識を行ってきた事柄を
「議会基本条例」で総括的に示すための作業にとりかかかっています。
昨日は、正副委員長から示された条例案について
基本条例の構成を中心に、確認すべき文言や意味合いについての質疑が行われました。
今後の予定としては、条例文の詳細についてと、条例の前文についての話し合いが予定されています。
条例文の詳細は念密な確認が必要ですが、前文の作成も同様あるいはそれ以上に重要であると考えています。
市会事務局が用意してくださった「前文の意義」の資料では、
日本国憲法の冒頭には、憲法制定の由来とその理念を格調高くうたい上げた文章がつけられていることは
よく知られているところである。日本国憲法のほかにも、教育基本法、農業基本法、中小企業基本法、観光基本法、
国立国会図書館法、日本学術会議法などの法律や各地の青少年保護育成条例・公害防止条例・自然環境保護条例など
などにも同様の例がみられる。
このように、法令の冒頭に置かれ、その法令制定の由来やその法令の基本理念などを述べた文章を「前文」という。
~「法令の仕組みと作り方」『立法技術入門講座』 株式会社 ぎょうせい~
と明記されており、
条例制定後も長く理解される由来や理念を現在の議会で示していきたいと考えます。