まいまいブログ

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2014年 がんフォーラム

今日は芦屋病院が主催する「がんって感染るするの? 遺伝するの?」を
テーマとした講演会が行われました。

・「ピロリ菌感染と胃がん」 市立芦屋病院 診察局長 竹田 晃 氏
・「大腸がんと遺伝」    市立芦屋病院 診察局長 水谷 伸 氏
・「肝炎ウイスルと肝臓がん」 市立芦屋病院 消化器内科主任医長 臼井 健郎 氏

特別講演
・「感染るがん、遺伝するがん ~子宮頸がん・乳がん・卵巣がん・子宮体がん~」
 大阪大学大学院学系研究科 産科学婦人科学教室 教授 木村 正 氏

がんになる要素としては、遺伝やホルモン、免疫状態などの「内的因子」と
栄養、化学物質、感染症を起こす病原体などの「外的因子」の2つがあるそうです。
遺伝については、母親および父親の遺伝子を半分ずつ受け継いており、
DNAの中に、がんに変化する遺伝子をもっていると癌になることもあるとのことでした。
大腸がんは遺伝が大きな要素の1つだそうですが、胃がんになった両親から大腸がんの遺伝子が
遺伝することはないようです。また、大腸がんでは、遺伝以上にお肉を多く食べるお酒を飲むなどの
食生活が大きな要因になるとのことでした。
乳がんなどは、同じがんの中でも遺伝がしやすいそうなので、
親、祖母、兄弟姉妹が乳がんの経験がある場合は注意が必要なようです。

遺伝などは致し方ないですが、野菜の多い食事や適量なお酒、禁煙はかなり効果があるようですが、
子宮頸がんを除く、がんになる最も大きな要因は「加齢」であるとのことでした。

今や多くの病気は治療することが可能であり、加齢によるがんの発生が死亡要因になっておりますが、
がんでさえ早期治療により完治する比率は高くなっています。
まずは、正しい知識と定期的な検診により、がんを怖がらずに備えることが大切だと思いました。