今議会に浜風幼稚園の保護者の方々などから
(請願第12号) 浜風幼稚園廃園検討についての協議の在り方に関する請願
が提出されています。
これは、今年度の市長からの市政方針の中に、浜風幼稚園について廃園の検討を行う、という
趣旨の文言があり、これに対して、提出がされた請願書です。
市長の考えとしては、幼稚園の廃園については、今後も園児の増加が見込めないことや
子育て施設として、幼稚園が最もふさわしいのであるのか、なども含めて
検討と行いたいのであろうと、推測をいたします。
しかしながら、保護者の方にとっては、寝耳に水であり、
「大切な教育施設であるので、長期的な目線で、時間をかけて検討をしてほしい。」
というものです。
請願内容としては、
①園庭で野菜などを作り食育をはじめすばらしい浜風幼稚園の現状を見てほしい。
②廃園を検討する際には、保護者や地元の方の意見を汲み上げてほしい。
という2項目があがっています。
これをうけて、民生文教常任委員会のメンバーと
その他の有志のメンバーで幼稚園を訪れました。
請願書にも示されていたように、広い園内には、キュウリや茄子のほか
ビワやモモの木もおいしそうな果実を実られていました。
実際にキュウリなどを試食させていただきました。
また、視察中に子どもが、「ゴーゴータイム」遊びの中で、
マットおし、腹ばい、駆け上がりジャンプ、よじ登りジャンプなどをする
姿を目にする機会がありました。
みんな元気にご挨拶でできて、生き生きとした楽しそうな顔が印象的でした。
他に、ウサギや亀、金魚なども飼育されており、豊かな環境の中
子ども達の教育がなされていると感じることができました。
現時点での、わたしの考えとしては、なにがなんでも、
現行のまま、幼稚園を存続させなければならないとは考えておりません。
けれども、請願内容と同様に、長期的な観点から
保護者や地元の方々としっかりと意見を交わしながら、
「子どもとその家族にとって何が一番よいのか」答えを出すべきだと考えます。
意見や議論を交わすことによって、新しく見えてくるものもあるのだと思います。
先に行われた民生文教常任委員会では、この請願は採択されておりますが、
議会全体としては、今週28日の金曜日に採択を予定しております。