まいまいブログ

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被災地がれきの受け入れ

昨日、今日の新聞に「兵庫県、受け入れ要請へ 市町村向け説明会」といった趣旨の記事を目にします。

これは、関西広域連衡が東日本大震災で発しした岩手・宮城県の災害がれきの処理基準を統一したことを受けて、兵庫県では4月上旬にも市町村に対する説明会を開き、処理基準の説明と受け入れに向けた協力要望を行うとうものです。

芦屋市では昨年の平成23年12月の時点においては「災害廃棄物の受け入れに対し、廃棄物の移動手段や処理施設内での安全性、最終処分場における基準が明確に示されていない事から、放射線に汚染されておそれのある災害廃棄物については、現在のところ受け入れる予定はない」としておりました。

3月に行われた、わたしの所属する「あしや新風会」での総括質問についても被災地のがれきの受け入れについては、市民の安全第一を優先するよう、再度要望を行いました。これに対しての回答としては「放射性物質含む可能性のあるものについては、慎重に行うが、被災地のがれきにの受け入れについては積極的に検討する」というものでした。震災後、国民が政府に対して大きな疑問を抱いた1つしては、安全基準の変更が説明不足の中、行われたことがまず初めであったと記憶をしています。

現在、詳細はわかりませんが、関西広域連合では「大阪府域における東日本大震災の災害廃棄物処理に関する指針」で示されている基準や手順にそって、受け入れを行う方向性であると推測されます。この指針中では、セシウム134及びセシウム137に対しての観測と、受け入れ時のがれきの放射性物質濃度の目安値を100ベクレル/㎏、埋め立てる焼却灰等の目安を2000ベクレル/㎏となっていますが、処理時には、放射性物質以外にもアスベスト(石綿)や津波を受けているがれきの塩害など配慮する様に記しています。

芦屋市の関係者職員さんと今日お話をする機会がありましたが、まずは、県からの説明会でどんな話があるのかが焦点であると思いました。私は、まずは芦屋市民への環境の安全確保が一番であり、次に私達の税金を使用するがれき処理については、どの方法が有効的で効率的であるのか、しっかりと検討比較されているのかなど、丁寧な説明が必要であると思います。以前にも申しましたが、芦屋も阪神淡路大震災を経験しており、当時は多くの方々、自治体に助けていただた事から、助け合いに想いについては、十二分に考えております。

しかしながら、芦屋市民の安心&安全の確保が何より大切であると思っておりますので、今後も市当局と議会間で細かな情報交換をと、市民の方への情報公開に努めて参りたいと思います。 .