まいまいブログ

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第238回 兵庫県市議会議長会総会

今日は兵庫県の市議会の議長・副議長が「たつの市」に集まり総会が行われました。

総会の中では、「部会提出議案第1号」として、「皮革排水処理費用に対する財政支援の抜本的改善について」
の議案が国と県に対して提出されることが決定しました。

これは、皮革排水については、関係市町が運営する下水道処理施設で処理し、水質浄化に努めていますが
クロム等の貴金属や獣毛等が多く含まれ、汚濁度が高く、前処理場の皮革排水処理に多額の費用を要します。
これに対し、皮革関連事業者は大部分が零細事業者であり、業界を取り巻く経営環境が非常に厳しい中、
事業者に処理経費の全額負担を求めることは困難であることから、地域の実情を考慮し、
各前処理場等が瀬戸内地域全体の環境保全に大きく寄与している観点からも、支援制度の必要性を訴えたもので、
国に対しては、皮革排水処理に対する抜本的な支援体制の創設
県に対しては、皮革排水特別対策費補助金の拡大と大幅な増額
       国の補助制度の創設に対する働きかけ
を要望することとなりました。

毎回、少人数づつですが、各市の正副議長の交代が交代され、新しいお顔ぶれとなります。
当時に、顔なじみとなった方も増えて、本当に貴重な経験を頂いたと感じます。
同時に、芦屋市では全く関係のない産業でありながら、広域的には、芦屋市も含む瀬戸内の環境問題に関係する
今回の提出議案などからも改めて、兵庫県は太平洋・日本海と広いなぁ~と感じました。

また、研修では、「日本の動向とこれからの自治体行政」というテーマで
福岡 政行氏(白鴎大学 法学部 教授)の公演がありました。
少子高齢化を迎える時代において、しっかりと課題を見つめ、より効率的なまちづくりの在り方と
子供に「明かり・明日」を見える意思決定の必要性のお話を頂きました。